現在完了形

中学校で習う、現在完了についてやっていきます。

現在形、過去形、未来形など、時制にはさまざまな種類がありますが、「現在完了」もその一つです。

しかし、現在完了とはいつのことをいうときに使うのでしょう?

現在形なら「現在の話」をするときに使いますし、過去形は「過去の話」をするときに使います。未来形は「未来の話」するときに使いますよね?

そこで、下の図を見てください!現在完了形は「過去のある時点から、現在までの間」を表すことができます!

現在完了

現在完了がいつのことについて言うときに使うかわかっていただけましたか?

それでは!本題に入っていきましょう!!

まず、現在完了形の形はhave + 過去分詞です。それを踏まえて見ていきましょう。

現在完了形には三つの使い方があります。

1.継続「~から・・・している」

この使い方は上の図のイメージに一番近いです。

「私は五年前から東京に住んでいる」といいたいとします。このとき、過去形で書くべきでしょうか?過去形では無理ですよね。今現在も東京に住んでますから。じゃあ現在形?これもだめですよね。五年前(過去)も東京にすんでいましたから。

ということで「現在完了形」を使います!下の図を見てください。

現在完了2

ということで、現在完了have + 過去分詞で書いてみましょう!

「私は五年前から東京に住んでいる。」I have lived in Tokyo since five yeas ago.です!

(sinceという単語は、「~から、~以来」という意味で使います。agoは「~前」です。five years agoで「五年前」です。よって、since five years agoで「五年前から」という意味にできます。)

同じ意味の文章をもう一つの言い方で言えます。

「私は五年間東京に住んでいる。」I have lived in Tokyo for five years.

(for ~ で「~間」という意味なので、for five yearsで「五年間」となります。)

このように、「過去のある時点から現在まで」の間をいうときは現在完了です!

I have studied English since I was in junior highschool.「私は中学生のころから英語を勉強しています。」

He has been in Japan for three years.「彼は三年間日本にいます。」

ここで注意!主語が三人称単数形の場合は、haveがhasになります!(当たり前ですけどね(笑))

次は、疑問文の作り方について書いていきます。

たとえば、「あなたはどのくらいの間日本にいますか?」と聞きたければ、

How long have you been in Japan?

と聞きます。how long「どのくらい長い?」という言葉を最初にもってきて、そのあと、haveをもってきています。

下の図をご覧ください!

gimonnbun

だから、「どれくらいの間~しているの?」と聞くときはHow long have you ~ ?と聞きましょう!

2.経験「今までに~回…したことがある。」

次は、現在完了の二つ目の使い方である、「経験」についてやっていきます!

次のような時に使います。「私はオーストラリアに三回行ったことがあります。」

I have been to Australia three times.です。

I have watched the movie twice.で「私はその映画を二回見たことがある。」

been toは「行く」という意味です。gone toを使えば?となりますが、「経験」の使い方では、been toとなります。(ちなみにgoneはgoの過去分詞形。beenはbe動詞の過去分詞形です。)

そして、three timesが「三回」を表します。timeが「~回」という意味です。

ちなみに、「一回」はone timeとおもいきや、once(ワンス)です(笑)

「二回」ならtwo timesと思いきや、twice(トゥワイス)です。三回以降は、three times, four times, five timesと、そのままでいいです。気を付けるのは一回と二回の時です。

じゃあ「一回も行ったことがない」時は、なんていえばいいかと言うと、never「一度も~ない」を使います。

I have never been to Austrailia.「私は一度もオーストラリアに行ったことがない」

I have never seen him.「私は彼と一度も会ったことがない」

次に、疑問文に入っていきます。ここで出てくるのが、ever「今までに」です。

Have you ever been to Japan?「あなたは今までに日本に訪れたことがありますか?」

疑問文なのでやはりhaveが一番前に来ています。ちなみに答え方は、

Yes,I have./No,I have not.です。

また、How many times ~ ?をつかえば、「何回~?」と聞くことができます。(How「どれくらい」many「多くの」times「回数」→「何回」)

How many times have you ever watched the movie?「あなたは何回その映画を見たことがありますか?」

How many times have you ever met him?「あなたは何回彼と会ったことがありますか?」

こんな感じです。

3.完了・結果「(すでに)~してしまった」

現在完了の三つ目の使い方です。

つい今終わった出来事について「~してしまった」というニュアンスを持っています。

こんな感じです。

I have finished my homework.「わたしは宿題を終えてしまった。」

He has gone to Australia.「彼はオーストラリアに行ってしまった。」

I have left the key in my room.「私は部屋にカギを置いてきてしまった。」

そしてこの使い方でよく使うのは、

just(ジャストゥ)「ちょうど」・already(オールレディ)「もう、すでに」・yet(イェットゥ)「まだ、もう」

の三つです!

justをつけた文章を見てみましょう!

I have just arrived at Tokyo.「私はちょうど東京についたところだ。」

となります。justはhaveのすぐ後につけます。

alreadyを使ってみましょう。

I have already finished my homework.「私はすでに(もう)宿題を終えてしまった。」

alreadyもhaveのすぐ後につけます。

次はyetです。この単語は疑問文で使うと「もう」という意味になり、否定文で使うと「まだ」という意味になります。

Have you finished your homework yet?「もう宿題を終えましたか?」

I have not finished my homework yet.「私は宿題をまだ終えていません。」

つまり、not yetで「まだ」という意味になります。

ここで、alreadyにも「もう、すでに」という意味がありましたよね?

じゃあyetじゃなくてalreadyでもいいやん。と思いますが、alreadyを使うと次の意味になります。

Have you finished your homework already?「もう宿題終わったの!?」

こんな感じで、疑問文でalreadyを使うと、「もう~したん!?まじで?」みたいになります。

ここで、次の疑問を持つ人がいることでしょう。

「過去形使っちゃダメなん?」という疑問です。

たとえば、

I finished my homework.「私は宿題を終えた」

と言ってしまえばいいやないか。ということです。

これはOKです!ただ、現在完了はあくまでも「過去のある時点から現在まで」のつながりを表すものなので、

「宿題を終えた」ではなくて、「宿題をおえて今にいたる」という言い方をしたいときに使います。

また、現在完了を使ってはいけない場面も存在します。

「彼は昨日東京に行ってしまった」といいたいとき、「昨日」という過去を表す言葉が入ってますよね?

このような言葉が入ってしまうと、これは「過去形」で書かなければならなくなります。

なぜなら「過去の言葉」が入っているということは、それは「過去の話」だからです!

He has gone to Tokyo yesterday.はだめなんです!

He went to Tokyo yesterday.と言わなければなりません。

最後に、have been toとhave gone toの違いだけ書いときます。

I have been to Tokyo three times.「私は東京に三回行ったことがある。」

He has gone to Tokyo.「彼は東京に行ってしまった。」

このように使っていましたが、おなじ「行く」ということなのに、なぜ使い分けるのでしょうか?

この二つの言葉には決定的な違いがあります!

have been toは「行ってまた帰ってくる」という意味なのに対して、have gone toは「行ってしまって帰ってきてない」という意味を持っています。

have been to

「わたしは三回東京に行ったことがある。」というときは、「東京に行って、また帰ってくる」のを三回したことがあるということです。だからhave been toを使います。帰ってこないとまた東京に行くこともできませんよね(笑)

それに対して、「彼は東京に行ってしまった。」というときは、「帰ってきてない」のでhave gone toを使います。

長くなりましたが、これで現在完了はおしまいです!

三つの使い方をしっかり理解してくださいね!

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